シカゴからロサンゼルスまで

ヨッ、調子どう?

アイドルバンドが売れている

 

 

今の邦楽ロックシーンは嫌いではない。

むしろ好きな方だ。ここ数年、急激に日本のロックバンドの人気が爆発し、夏フェスの動員数は毎年増え続け、テレビの音楽番組では中堅バンドですら度々取り上げられるようになった。

 

全体的に勢いがあるというか、売れるバンドは一気に売れていくし、ビジュアルがよければファッション誌などの表紙だって飾ってしまう。そこには間違いなく、”女の子のファンが増えた”という要因が絡んでくるだろう。

 

だけど僕には、数年前からずっと違和感に感じていたことがあった。

 

 

 バンドがアイドル化している

 

そう、アイドルバンドが売れているということだ。ライブが始まれば「キャー!!!」という甲高い奇声と共に泣き出す女の子も珍しくなくなった。バンドメンバーのTwitterのリプ欄には「結婚してください」「かっこよすぎてむり」などの投稿で溢れるようになった。本来はアイドルの特権だった出待ちも各地のライブハウスでは当たり前になった。

 

KEYTALK、 9/10に横浜アリーナ初ライブ決定! (2017/03/03) 邦楽ニュース|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)

 

いわゆる「顔ファン」が増えたせいで、外見の整っていて尚且つ高音の出せるボーカルがいるバンドが手っ取り早く売れるための最低条件になっている気がする。

 

それに伴ってライブの在り様も変わってきている。

 

zenkyu.goat.me

 

ワンオクの将棋倒し事件を例に挙げると、「モッシュが嫌なら後ろで見ればいい、それを承知で前にいるなら何も文句は言えない」という結構毒舌な意見を言わせてもらう。だって元々ワンオクはそういうバンドだし、それを分かった上でメンバーはライブの最善列に来てほしいわけで。自分たちがファンになった瞬間に「ハイ、私たちに合わせてよね」っていうのは少し違う気がする。

 

 

 

バンド側も「売り方」を考えて

 

でも、別に僕はアイドルバンド自体を否定しているわけではない。彼らだってスタートは他のバンドと一緒だし、気付いたら女性ファンが多かったということだけである。実際そのおかげで「邦ロック」が好きという人が増え、シーン全体を盛り上げていることに変わりはない。

 

basement-times.com

 

以下引用

 

f:id:kashiwasita:20170907214918j:image

 

僕は石左さんの考えに賛成だ。あくまでも大前提で曲が良くて、なおかつ顔が整っていないと売れない邦楽ロックシーンに合わせて適応するようになったバンドに違和感を感じている。もし彼らに彼女がいると発覚したら、ファンは離れていくのだろうか。

 

 

真のロックバンドへ

 

すごく印象的だったのが、ついこの前行ったサマソニでのクリープハイプだった。

 

f:id:kashiwasita:20170907212844j:image

 

クリープハイプといえば、現在の邦楽シーンでは筆頭格とも呼べる人気バンドで、新曲を出せばドラマや映画の主題歌になり、国内フェスに出れば1番大きなメインステージを当たり前のようにパンパンに埋めてしまう。

 

そんなクリープハイプのサマソニでの初ステージは3.4番目の中ステージで、出番は外タレを抑え18時台という絶好の見せ場だった。

 

しかし、クリープハイプは中ステージを半分しか埋めることが出来なかった。

 

しかもそのほとんどが女性ファンで、男性は同時刻のBABYMETALやGOOD CHARLOTTEなどに流れていた。

 

その日のクリープのセトリは普段はやらない曲をやった神セトリという名の「大事件」だと後でTwitter上で騒がれていたが、そのとき僕は邦楽シーンを代表するほどの人気を持ったクリープハイプが、中ステージすらも埋められないという事実のほうが「大事件」だと思った。

 

現に尾崎世界観はMCで「最近は丸くなったと言われるが、本当に悔しい。次は埋められるように頑張ります」と言っていた。

 

 

クリープですらそうなのだから、その系譜を受け継ぐマイヘアもきっとそうなのだろう。ここ1年で階段を何ステップも駆け上がり、ついにはZeppでライブが出来るようになった彼らだって、その人気の裏には多くの女性ファンがついている。

 

だから椎木さんには今まで通りファンなんて気にしないゲスい下ネタをTwitterに投稿しまくって、早いとこ彼女を作ってほしいものである。