シカゴからロサンゼルスまで

ヨッ、調子どう?

WANIMAにあってMONGOL800にないものって、なーんだ?

 

 

どうもです。最近3ピースのバンドといえば何を想像しますか?

 

f:id:kashiwasita:20170924222416p:image

 

今人気爆発中のバンド、WANIMAは3月には埼玉スーパーアリーナでワンマンライブを大成功させました。またCMソングなどでも引っ張りだこで、幅広い年代からの支持を得ています。

 

 

でも個人的に、WANIMAを初めて見たときから、MONGOL800というバンドの面影を感じていました。同じ3ピースで、同じメロコア。キャラも似てるし、地元を大切にしています。

 

 f:id:kashiwasita:20170924222558j:image

 

MONGOL800(通称モンパチ)は2001年に出したインディーズアルバム『MESSAGE』が278万枚という異例の大ヒットを叩きだし、その収録曲「小さな恋のうた」は日本国民に今でも愛される名曲になりました。

 

「SATANIC CARNIVAL'15」特集 (2/4) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

このナタリーの対談でも述べられているように、WANIMAは「現代のモンパチ」であるということが随所から散見できます。

 

じゃあ、なぜ15年以上前に流行ったメロコアブームが今ウケているのか?今のWANIMAにあって当時のモンパチになかったものを、僕なりの解釈で考察していこうと思います。

 

 

 

 

 

きちんとブームに乗る「売り方」

 

f:id:kashiwasita:20170925005738j:image

 

前述しましたが、モンパチは2001年に出したアルバム『MESSAGE』が大ヒットを記録しました。しかしその際に殺到したメディアの取材を精神的な負担などを考慮してほとんど全て断っていたのです。

 

さらに沖縄を拠点としていたので、ブーム中にも関わらず活動は楽曲制作とライブのみ。またMVやアー写すらも作らなかったことから”ロック界最強のマイペース”と呼ばれていました。

 

f:id:kashiwasita:20170925005745j:image

 

それに対して、WANIMAは2015年に出した1stフルアルバム『Are You Coming?』がオリコンアルバムチャート初登場4位を獲得したあたりから一気に人気が爆発し始め、夏フェスや各メディアで引っ張りだこの存在になりました。

 

WANIMAがモンパチと違う点は、ブームを制する力だと僕は思います。

 

2016年には2ndシングル『JUICE UP!!』をリリースし、その収録曲「ともに」は彼らの代表曲「THANX」に代わる新たな代表曲になりました。その後リリースした「やってみよう」「CHARM」なども次々とCMのタイアップ曲になりました。

 

彼らは現代のブレイク中の立ち回り方を心得ており、メディア露出を進んで受け入れる一方で、間髪入れず新曲のリリースを展開しました。そのため世間に認知されるスピードが尋常じゃありませんでした。その結果が3月の埼玉スーパーアリーナでのワンマンライブです。

 

正直、最近の邦楽ロックシーンでこんなに早くドーム級のキャパでワンマンに漕ぎ着けたのはWANIMAくらいだと思います。それだけ彼らには勢いに乗る力があったということです。

 

 

新しい音楽とメッセージ性

 

モンパチは当時、『MESSAGE』を出して日本語パンクの代表であったハイスタとの世代交代を経験し、2000年代のロックシーンを牽引する存在になりかけていました。

 

しかし当時から現在まで一貫して沖縄を拠点に置いていることもあり、楽曲も琉球や戦争をモチーフにした作品がアルバムを重ねるごとに色付いていきました。その後は『MESSAGE』を超えるヒットを出せず、ゆるりと活動をしているような印象です。

 

(「矛盾の上に咲く花」とか「himeyuri〜ひめゆりの詩〜」とかめっちゃ好きなんですけどね。なんでみんな「小さな恋のうた」しか知らないんだろう…。)

 

それに対してWANIMAはというと、メロコアにレゲエやヒップホップを加えたミクスチャーバンドとして新しいリズムや歌詞の乗せ方なんかが現代のロックキッズにウケています。

 

特に歌詞は、彼らの故郷・熊本へ歌った当初の「THANX」「1109」などから、最近ではとにかく真っ直ぐな応援ソングである「ともに」「やってみよう」などへと変化してきています。やはりメジャーシーンではキャッチーで明るい歌詞が好まれますので、この変化は仕方がないなと思います。

 

youtu.be

 

さらにWANIMAは自身の鉄板である「元気が出る王道曲」に加えて「エロ」という2面性を持っています。「いいから」「BIG UP」などの楽曲はまさにボーカルKENTAの好きな音楽性に準じたレゲエやヒップホップ調になっています。

 

このような曲の変化や多様性が、WANIMAにあってモンパチにないものだと思うのです。

 

 

おわりに

 

f:id:kashiwasita:20170925010719j:image

 

今回はWANIMAとMONGOL800の似たような音楽性からちょっとした違いを掘り下げてみましたが、僕はどちらか片方を批判しているわけではありません。

 

15年前に流行ったメロコアが現在ブームになっていることも、再燃ではなく、新しいジャンルと新しいリスナーが新時代に迎合されただけだと思っています。

 

ちなみに僕は昔も今もこれからもモンパチ派です。

 

だから今売れているWANIMAにちょっと嫉妬していたのかもしれません。笑