皆さんはONE OK ROCKというバンドを知っていますか?
国内随一のオルタナティヴ/ラウド/エモロックバンドの地位を築いただけでは飽き足らず、2013年以降は海外進出で大成功。2016年にワーナー・ブラザース・レコードの傘下のアメリカの名門レーベルでもある「FUELED BY RAMEN」とも契約を果たし、現在は世界各国でのワールドツアーの真っ最中です。
つまり、今世界で最も活躍している日本のロックバンドのひとつと言えば話が早いです。
さて今回の内容は「神様、僕は気づいてしまった」というバンドについて。タイトルがかなり挑発的ですが、どういうわけなのか探っていきましょう。
神様、僕は気づいてしまったというバンド
2016年に結成されワーナーミュージックに所属している正体不明のバンド・神様、僕は気づいてしまった。通称「神僕(かみぼく)」。
突如ネットに君臨した新進気鋭な謎のバンド。プロフィールなども一切明らかにされないまま、デビュー曲「だから僕は不幸に縋っていました」はスマホゲームアプリの主題歌になり、3ヶ月後に発表した「僕の手に触れるな」はアニメの主題歌に抜擢されました。
そして5月末にリリースした1stシングル「CQCQ」はTBS系テレビドラマ『あなたのことはそれほど』の主題歌になり、YouTube再生数は驚異の1300万回超え。
もはや若手バンドとは思えない急上昇ぶりに、ネット上では話題沸騰。覆面に隠されたボーカルの素性暴きで日々論争が起こっています。
ポスト・ワンオクに推したい
こんなことを冒頭に書くとあらゆる方面から強烈な右フックを喰らいそうなのであまり言いたくはないのですが、素質は十分です。
ラウド系の重厚感あるサウンドで聴く者を魅了し、どこのだれか(Vo./Gt.)のハイトーンボイスによるサビの爆発力。キャラクターや活動姿勢のアニメ感を除くと、音楽だけではかなりワンオクに似通ったところがあると思います。
特にどこのだれか(Vo.&Gt.)の声質や歌い方が目立つ「天罰有れかしと願う」という曲は初期のワンオクを彷彿とさせ、TAKAのキーを上げたような圧倒的歌唱力の高さが垣間見えます。
音楽性も前衛的なスクリーモと、ミクスチャーロックの流れも継いだオルタナティヴ系に分類され、キャッチーで語呂の良い歌詞が否応なく自然と耳に入ってきます。
ラストサビの語り口調のところなんて、モロにTAKAです。ただ先に世に出たのがワンオクという違いだけでしょうけど。こんなこと言うと多方面のキッズたちからドロップキックを喰らいますね。やめときます。
とにかく、なぜ十分な素質を持った神僕(かみぼく)はワンオクに届かないのか?理由は、顔です。
覆面系バンドはワンオクを超えられない
理由は、顔です。何度でも言います。顔。
生理的に無理。
まだMAN WITH A MISSIONのようなオオカミ顔なら分かります。ヤツらカッコいいし。けどこれは無理。なんか不気味だし、愛着感が全く湧かない。ボーカルの頭上に浮いてる輪っかみたいのなんだアレ。緊箍児か?
怖いよ。目は一体どこなんだよ。
どんなに音楽がカッコよくて、邦楽シーンの話題になっていようがビジュアル完璧なワンオクを超えるのは無理です。
ありがとうございました。